SPPとは?
最近の無計画な開発と急速な都市成長は、多くの国で大きな問題となっており、国土・地域計画の必要性が浮き彫りになっています。国土・地域計画策定・推進支援プラットフォーム(SPP)は、2018年に日本政府と国連ハビタットによって設立され、さまざまな関係者が改善された国土・地域計画の策定と実施に関する経験と知識を共有できるようになりました。このプラットフォームは、関係者のネットワークを形成し、より効果的な国土・地域計画の策定と実施をサポートすることも目的としています。
背景と目的
SPPは国際的な協創であるNew Urban Agenda(以下、NUAという)を推進する一つの仕組みとして、国、地域、関係機関等の参加により2018(H30)に第1回会合を開催し、その後毎年開催してきたところである。今回の会合では、学界、地方自治体、民間企業等を加え、新しい時代状況に対応した議論を深め、国土政策全般における我が国のリーダーシップを発揮していくものとする。
メインテーマは、「スマートリージョンの形成と防災・国土強靱化によるSDGsの達成とNUAの実現に向けて」とし、テーマ1では「スマートリージョンによる持続可能な都市生活の創造」、テーマ2では「防災・国土強靱化(国土のレジリエンスを高める防災戦略)」を取り上げて議論することとする。
また、2022年6月にポーランドのKatowiceで開催されるWUF11におけるサイドイベント(又はネットワークイベント)の準備会合としても位置付ける。
通訳
英語/日本語の通訳はZoomプラットフォームで利用できます(交流サロンを除く)。
注:会議は事務局の目的に限り記録されます。
登録
以下のリンクから事前に会議への登録をしてください。
登録後、確認メールが届きます。登録された参加者のみが、会議に参加するためのアクセスの詳細(Webリンク)を受け取ることに注意してください。
タイムテーブル
スマートリージョンの形成と防災・国土強靱化による
SDGsの達成とNUAの実現に向けて
開会挨拶
- 青柳 一郎
- 国土交通省国土政策局長
- マイムナー・モハメド・シャリフ
- 国連ハビタット事務局長
16:30 -
メインセッション
NUAの実現に向けたスマートリージョンによる持続可能な都市生活の創造関連の講演を3者から行い、ポストコロナにおけるSDGsの達成とNUAの実現においてスマートリージョンが果たすことの出来る役割を提示し、併せて先進的事例や取組事例を紹介する。
テーマ1のモデレーターによる質疑等を行い、議論の深掘りを実施し、WUF11に繋がる展開を模索する。
その後、諸外国の都市課題を解決する技術をSDGs達成のためのツールを紹介する。
プレゼンーションとディスカッション
<モデレーター>
- 瀬田 史彦
- 東京大学工学部 准教授
「スマートシティ関連の先進技術」映像紹介
NUAの実現に向けた防災・国土強靱化関連、特にSDGの目標11「人々が住み続けることができる都市を作る」と仙台防災枠組2015-2030の目標に沿って、3者から講演を行う。さらに、このテーマ2では、先進的な事例とケーススタディを通じて、国土・地域計画の役割を紹介する。
テーマ2のモデレーターによる質疑等を行い、議論の深掘りを実施し、WUF11に繋がる展開を模索する。
その後、諸外国の都市課題を解決する技術をSDGs達成のためのツールを紹介する。
プレゼンーションとディスカッション
「防災・国土強靱化関連の先進技術」映像紹介
全体総括
- 瀬田 史彦
- 東京大学工学部 准教授
- 中川 雅章
- アジア防災センター 所長
閉会挨拶
- 国土交通省
19:05 -
交流サロン
19:05-19:30の「交流サロン」では、セッション等に関連して、質問のある方、あるいは「peer to peer」の交流をしたいと思う視聴者の参加を得て、自由に意見交換が出来る場を想定している。